中華の雑炊
李鴻章と言えば、軍閥の淮軍の創設者であり清朝の実力者でもあった訳ですが
当然、その実力者に相応しいグルメぶりを発揮していたりします。
李鴻章がアメリカに行った時、現地の贅を尽くした素材で中華料理を作らせたそうですが
どれもこれも、舌に合わず、どの皿も一口だけ食べて下げさせたとか。
それを李鴻章は、すべて混ぜ合わせて煮出すように言い
出来あがったものに舌鼓を打ったとか。
これをして”チャプスイ” 中国語で「李鴻章雜碎」と。
中国料理にもフランス料理と同じ様に”〜〜風”と言う料理がありますが
奇しくも李鴻章の政敵でもある左宗棠風と言う辛い料理があります。
(左宗棠は湖南出身のため辛いものが好きだったとか?)
多分、お店で見かける時には「イカの左宗棠風」と言う事が多いですかね。