西大寺 大茶盛 part2 (奈良まほろば館)
お茶…と言えば“お菓子”……
このお菓子(お茶菓子)は、西大寺の縁起によるお菓子だそうで…「お金」の形をしていらっしゃるとか(w
お茶菓子に「嘉祥菓子」と言って「嘉承通宝」に由来するお菓子もありますが、この「大茶盛」の御菓子は、なかなかにインパクトがありますな♪
勧進を更に聞きながら……さながら”西大寺トーク”とも言うべき調べに聴き入りつつ……
(・▽・):「ムシャムシャ♪」
大きな大きな茶碗をシャカシャカとものともせずに茶を点てている音が静かに響きます♪
どうやら出来あがったようです☆☆☆
この後、このお茶を回して飲んで行く訳ですが……
さながら「濃茶」を飲む感覚と似ている部分ですが…
それよりは、もっと賑やかであるし…座も盛り上がっていて…非常に心寛ぐ「お茶会」でもありました♪
これは、単に……席主(西大寺の方)の方のトークと技術による部分が大な訳ですが…
幾ら道具や設えが良かったり……大人数を擁していて威容を誇っていたり……伝統あるところであったりしても
なかなかにホッこりとして和む…寛ぐ…と言うお茶会に出会うのは難しい…様な感じが致しますが…
この西大寺の方のトーク…もちろん仕事半分と言う事はさておき…
トーク捌きと言い、仕切り方と言い……これは、なかなかに素晴らしいモノが。
言い方を変えるならば……「如何に無形なモノに価値が付与され得たのか!?」と言う事を実感する1時間弱でもありました……
聞くならく……この大茶盛の茶碗然り…お抹茶然り…お菓子然り……
「御寄進」によるモノ……と言う事もさることながら(w
要は「どんなに値段の張るモノ云々」……等と言う俗物的な事では無い……「その場を創る」……と言う見事さ(技術)を垣間見た様な気がします。
「たかが料理…されど料理」そして…それは口に入れてしまえば形は残らないモノ……でもありますが…
その料理は、人の舌や頭だけでは無く…心をも感動させてくれるものでもあります。
「料理をして芸術たらん」と言うのであれば…本日の西大寺のトークもそれに匹敵する様な何かを包含している……
そして、それは、”今までも”……そして、”これからも”……人間の所与にとって大事なモノ……と言う事をシカと認識させてくれるものでありました。
(・▽・):「人の世は 具象と虚空を 織り交ぜて そのひとときに 想いはせまじ」