銀座を偲ぶモボな午餐 part2(資生堂パーラー銀座本店 その1) 

そう……これは、「ご飯もの系」には添えられると言う……いわゆる薬味ケースでありますね♪

ラッキョウの醤油漬け」「福神漬け」「みかん」……と。

もちろん、一つ一つの味がしっかりとしていて…それだけでも美味しいのですが…
これをアクセントとして食べる「オムライス」に期待が高まる部分でもある訳です。

「オムライス」

(・▽・):「金色の卵に包まれたオムライスに…若干オレンジ色がかかったトマトのソース」

そう…まさに遥かいにしえの大正の「モボ」「モガ」からの時間を引き継ぐ「伝統の一品」。
老舗の一品には、この「時間」と言うもの「歴史」と言うものを感じさせてくれるモノがそこはかとなくある訳で…
「そう言う部分を味わいに行く!」と言うのも、なかなかに宜しいものでは無いでしょうか?

この資生堂パーラーのオムライスも、ムラの無いしっかりとした層の卵に、ライスの一粒一粒にケチャップが染み込んでいます(w
そして…特筆すべきはオムライスの上にかける「トマトのソース」でしょうか…
若干、酸味を抑えつつ…トマトにブイヨンを足し合わせたソースが、卵とライスに新しい味を加えてくれます。


さて……

「グラタン」

資生堂パーラーのグラタンは、「トマト仕立て☆」
これは、なかなかに意表を突かれる(た)訳ですが……
しかし…このトマトのベースがなかなかに秀逸♪
先ほどのオムライスのトマトソースが酸味を抑えているモノに対して、このグラタンのベース(ソース)は非常に酸味がしっかりとして
口の中でトマトの存在感を自己主張してくれます。
「グラタン」とは言うものの……これほど、”トマト”を全面に味わう事が出来るものも非常に珍しいな…と。

「ミートクロケット

資生堂パーラーの代表作とも言える”クロケット
このミートクロケットも下地のソースには「トマトベース」が敷かれています…

「オムライス」「グラタン」と来て……「ミートクロケットのトマト」……

今回は、敢えて「トマト」を味わってみよう(?)と言う感じのメニュー構成となりましたが(w
こう、三品…じっくりと腰を落ち着けて味わってみるならば…
その一品一品にまったく別人の「トマト」が現れていて…「トマト」の持つ力強さや多面性を、よりハッキリと感じる事ができました♪

もちろん…この伝統ある「ミートクロケット」のベシャメルソースの質感の重さとは全然違う軽い味とのアンバランスさの”妙”と…賽の目に切ったハムの存在も嬉しい限りなのでありました(w


今回の資生堂パーラーでは……初めて訪れると言う事もあって……
どちらかと言えば「奇策?」っぽい頼み方を最初からしてしまいましたが(w
それは、多分…?
資生堂パーラーのビルの色に触発されて……ピンクならぬ「トマト色」と言うものに……何故か”虜”になった…とでも言うところでありますでしょうか♪

残念ながら、小生に梶井基次郎の様な才覚が無いので…かの有名な「檸檬」…の様な時空を切り開く文章を書けないのが…何とも(W
と言うところであります(大爆)